表は、ダメージを受ける対象と環境影響の内容によって、環境問題に対する取り組みを3つに分類したものである。
1つは、「地球環境負荷の低減」で、我々の生活している環境が住めなくなることを防止する取り組みである。地球温暖化現象、オゾン層の破壊、酸性雨、生物種の宝庫である熱帯雨林の減少、自然生態系の破壊など、大気圏に悪影響を与える原因物質(例えばCO2、CFCなど)を削減し、生態系を保全する取り組みである。
2つ目は、「汚染の回避」で、我々自身および他の生物の生存に支障をきたす各種の汚染や有毒有害物質などを排除し、人間や他の生物が安全に健康に暮らせる環境を確保するための取り組みである。
3つ目は、資源・エネルギー消費の増大によって引き起こされる資源衰退と廃棄物の増加に対して、我々が使用している資源・エネルギーを、持続的に利用可能なように再構築していく取り組みである。 |