関東第一高等学校南館校舎


 階がセットバックする形体は、グランドに落ちる建物の影を最小にし威圧感を和らげるよう計画したもので、段状のバルコニーは将来庭園化されたグランドと一体化して快い休憩の場となることが期待される。この建物はイブニングシャドウ色のスケルトン・ライトシェルフ効果のアルミサッシ・室内環境の調節を図る木製パネルの3要素で構成されており、その上に各所にスクールカラーのブルーが配色されている。1・2階が2層吹抜の音楽室・視聴覚室、3・4階が普通教室で音楽室と視聴覚室は準備室を境にして両室を相互に関連して使用でき、音と映像による広範囲な活動が可能である。
Copyright(c) 2004 Kamada Architect & Associates All Right Reserved.