1.建築の循環系
建設材料の循環系



地球から採取された素材が、生産・加工・建設を経て建築として
ストックされるまでの動脈の流れを左側の矢印、供用段階では様々な維持管理の
取組みがあるが、それを終えた後に解体され地球に戻されるまでの静脈の流れを
右側の矢印、地球の補充態勢は破線で表している。この循環系には、種々の再資源化
ルートがあり、他産業との連携も含めると複雑な構成になっている。

ここでは6つの重要な取組みがある。
@循環系のすべての段階において地球環境に与えている負荷の低減に努める。
A循環系に有害物質を持ち込まないように材料を厳選し使用している有害物質を排除する。
B建築の超寿命化し耐用年数いっぱいに使用して循環系の流れの速度を遅くする。
C材料を効率的に使用し循環系の流れの量を少なくすることよって廃棄物を縮減する。
D枯渇しやすい材料や大量に廃棄される材料は再資源化を促進させる。
E寿命が尽きた建材は適正に処理し、地球に同化する形で回帰させる。



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