環境問題への取組の階層化
主体が取組むべき建築活動に関わる環境配慮の取組みを優先順に
並べた階層化し、概念的に環境配慮の取組みの全体像を示した
ものである。先ず、「地球環境負荷の削除」、「汚染の回避」および
「資源・エネルギーの持続的利用」が環境配慮の目的として最上位に
位置し、次に優先的に取組む課題として、建築の耐久性を増し長期間使用
するための「耐用計画(超寿命化)」の取組みがある。その後は、「廃棄物の
発生抑制」を徹底し、それでも発生する廃棄物は「再資源化(リサイクル)
の促進」に努め、再資源化できないものは「適正処理の推進」を進める
取組みが続く。最後は、寿命が尽きた廃棄物を「地球へ回帰(最終処分)」
させる取組みである。この階層は、原則として上から下へ向かって優先的に
取組むべき順位を示している。
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